第42回大会のご案内

日程 2025年9月5日(金)
【学術大会1日目】特別講演・大会企画シンポジウム・座談会・ミニWS・演題発表・交流会
2025年9月6日(土)
【学術大会2日目】大会企画シンポジウム・大会企画講演・ミニWS・演題発表
2025年9月7日(日)
【ワークショップ】
会場 ソニックシティ
https://www.sonic-city.or.jp/
〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 [アクセス]
大会長 中野真也(国際医療福祉大学/心理技術研究会)
大会事務局 一般社団法人 日本家族療法学会
第42回大宮大会事務局

〒107-8402 東京都港区赤坂4-1-26(国際医療福祉大学赤坂キャンパス内)
メール : omiya2025@jaft.org

第42回大会の開催にあたって

大会長 中野真也(国際医療福祉大学/心理技術研究会)

 “家族療法”は、歴史的には一対一の個人療法のみであった時代に、家族を同席させ対象に入れた治療法として始まったとされています。その名称ゆえ、家族を問題視するイメージが生じてしまうことから、“家族療法”という呼称を避ける傾向があったり、“家族と(共に)治療する”と表現されることもあります。一方で、数々の困難な状況に対し家族と共に治療・支援を展開してきたことから、臨床実践をする上で、個人療法にはない独自の有用な視点や技法を有しています。さまざまな要因を組み立て問題を全体的・立体的に把握するまなざし、家族・集団のまとまりや動きを捉える視点、人間関係やコミュニケーションを扱い変化させる方法、治療・問題解決のための創造的な介入技法etc。これらは一朝一夕に身に着くものではありませんが、他にはないその素晴らしい臨床的な視点と技術は、よりよい治療・援助を目指す人たちの憧れでもありました。しかし、時間的な変化と共に、これらの基礎且つ土台となる視点や技術が曖昧になっているようにも思われます。
 そこで第42回大会のテーマは「家族療法 温故知新-Bridging basics and beyond-」としました。“家族療法”そのものをとりあげ、古くからある重要な基礎的なものたち(basics)を知り、新たにその先へ(beyond)と橋渡しする、といった意味です。そのために、家族療法の実践・普及にご尽力されてこられた先生方に「遺しておきたいこと・今語りたいこと」を挙げていただき、シンポジウムや講演などの大会企画としました。加えて、若手・中堅による家族療法のポイントやトピックを扱ったミニWSも開催します。大会WSでは、家族療法の実践的な内容とともに、一般にも関心の高いテーマや質的研究法の講座が揃い、充実したプログラムになったと自負しております。
 家族療法の素晴らしい視点や技術を、参加された人たちの臨床実践や学びに活かす、そんな大会になればと考えています。奮ってのご参加お待ちしております。

お知らせ

2025.02.19

第42回大宮大会のホームページをアップしました。